半年間で20kgの体重減に成功したケトン体ダイエットの方法と感想 

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27歳で体重80キロ!!学生時代より20キロも体重が増えダイエットを決意!!

 スポーツに明け暮れた学生時代体重63キロ、体脂肪率9.8%!!

筋肉質な体型を維持していたのに、、、

 社会人となり乱れた食生活の影響で20代中盤で

なんと体重80キロ、体脂肪率26%になった僕!!

20キロ近い体重の増加で、シャツはボタンがはち切れる寸前!!

周りからは、「クマさんみたい」「ゆるキャラみたい」と言われ、職場の懇親会では

体重計に乗せられ、僕の「体重を当てる」余興を開催される始末、、、。

おまけに健康診断では、メタボ予備群、脂肪肝と散々。

 そんな僕が半年間のケトン体ダイエットに挑戦しました。

結果はなんと、半年で約20kg落とすことができました。

そして副産物として得られたものもありました!!

しかし、僕は今ケトン体ダイエット(糖質制限)は行っていません。

それは、ケトン体ダイエット(糖質制限)によって体に悪影響があると感じ始めたからです。

今回は、僕が実際にケトン体ダイエット(糖質制限)を行った方法と

実践して感じた良い点、悪い点をお伝えしたいと思います。

ケトン体ダイエットのメカニズム

 まずは、ケトン体ダイエットについて簡単にお伝えしたいと思います。

 ケトン体ダイエットとは、糖質を極端に制限することで体が糖の代わりに脂肪を燃焼しケトン体を増やしエネルギーにする状態(ケトーシス)を作り出すことです。

 人間の脳のエネルギー源は糖のみと言われていますが実は、人間は体内に炭水化物(糖)がなくなると、体は脂肪をエネルギーに変えざるを得なくなり、脂肪をグリセロールへ転換してエネルギーを得るようになります。肝臓はこの脂肪代謝の副産物としてケトン体を生成します。このケトン体は、血液中を循環して脳や筋肉へ配分されていき、糖の代わりに人間の体を動かしてくれます!ケトーシスとは、血中にこのケトン体が大量にあり余分な脂肪を燃やしている状態のことを言います。この状態を作り出すためには糖質制限を行うことが必要とされています。一般的には、1日の炭水化物の摂取量を50g以下にするべきであると考えられています。

 そして、ケトーシス状態は、脂肪をエネルギーに変えるため脂肪の摂取量を高く保つ方が有益であると考えられています。少し乱暴ですが、普段の食事を炭水化物を制限し、高脂肪高タンパクの食事に変えることでケトーシス状態になることができるということです。

ケトーシスを目指して決めた食事の内容

 ここからは、僕が実践した食事の内容をお伝えします。

先程食事を高脂肪高タンパクに変え、炭水化物の摂取量を50g以下にすることが必要とお伝えしました。

 ここで強調してお伝えしたいのは、単にご飯やパン、麺などの主食を食べなければ良いというものではありません。

実は、僕もケトン体ダイエットを決意してから最初の2ヶ月は効果を得られることができませんでした。

ここで盲点となったのは、1日の炭水化物の摂取量を50g以下に抑えるということです。

実は、野菜にも炭水化物は含まれていますし、調味料にも炭水化物は含まれています。

特に、調味料は砂糖等が使われているものも多く、50gを簡単に超えてしまいます。

そこで、僕は調味料を塩とオイル(バター、オリーブオイル・亜麻仁油等)、黒胡椒と野菜(ニンニク、生姜、レモン)に限定しました。

お肉の調理の際に味が欲しいと感じた場合は、オリーブオイルとニンニク、レモン等で味付けをし市販の調味料は一切使用しませんでした。

その他、揚げ物の衣も小麦粉が使用されています。揚げ物を摂取すると炭水化物の摂取量が増えると炭水化物は50gを簡単に超えてしまいます。その為、揚げ物も口にしないようにしました。

 また、流行だったバターコーヒーを朝食に取り入れました。

このバターコーヒーは、MCTオイルとバター、コーヒーをブレンダーで混ぜて作りますが、MCTオイルは体内で即時ケトン体に変わる中鎖脂肪酸が豊富に含まれいます。その為、血中にケトン体が増えケトーシスになりやすくなる効果があると言われています。僕は朝食をバターコーヒーのみに置き換えました。

さらに、体内の炭水化物を枯渇させるため、週1回のランニングを取り入れました。

僕の実践した内容をまとめると

・朝食はバターコーヒーに置き換える。

・食事から主食(米・パン・麺)、揚げ物を抜く。

・調味料は、市販のものを使用せず、塩、オイル、黒胡椒、ニンニクやレモン等の野菜や果物のみ使用。

・週に1回のランニング

以上4点です。

ケトーシスで毎日体重が減少。その他体に変化が起きた。

 上記を意識した食生活に変更した後、約2週間で体に変化が起き始めました。

なんと、体重が毎日約0.5kgずつ減少し始めたのです。約1ヶ月後には体重が10kg近く減少し腹筋も割れ始めました。

しかも空腹を感じにくくなり、1回の食事の量、1日の食事の量ともに減少!!

その他、持病と思っていた腰痛が緩和。肩こりも無くなりました。

そして空腹も感じることが少なくなり、午後急に襲ってくる睡魔も無くなってきました。

とにかく体に良いことが多くなり、この食生活をやめられないと感じるようになりました。

 しかし、一方で体に対する悪影響も感じるようになりました。最も多いなものは、便通が悪くなったことです。さらにおならの頻度が多くなり、匂いもかなり硫黄臭がするようになりました。腸内環境が非常に悪くなったと思われます。腸内環境の悪化により、日中にイライラすることも多くなりました。

 原因は、おそらくタンパク質の過剰摂取だと思います。この頃、炭水化物を摂取しないため、食事の量を確保するために魚や肉、卵と行ったタンパク質の摂取量が増加しました。その後、タンパク質の摂取量を減らし、さつまいもや玄米といった炭水化物を摂取するようにしたところ、見事に便通が改善され、おならの匂いも消えました。炭水化物は摂取するようになりましたが、体重増加はなく、肩こり等も感じません。

この結果から、僕自身の体験談としてケトン体ダイエットは

良いところ

・短期間で体重を大きく減らすことができる。

・睡魔が以前よりも襲って来なくなる。

・空腹を感じにくくなる。

悪いところ

・腸内環境の悪化で便通が悪くなる。それに伴い、精神的にイライラする。

・オナラが臭くなる。

 ということになります。

 個人的には、短期間で痩せるためには有効なダイエット方法であると感じますが、ずっと続けるのは腸内環境の悪化を考えると危険かなと感じます。

 僕自身、冒頭お伝えした通り、現在は糖質制限は行っておりません。ただし、炭水化物をお米(玄米、白米)やさつまいもに変え、1回の食事の炭水化物を全体の3分の1以下になるようにすることを意識しています。それでも現状体重の増加もありません。

 重要なのは、炭水化物の量を減らすことは必要と思いますが、極端に制限すると悪影響もあるということだと思います。

今回のケトン体ダイエットでは、体重を落とすことができたことと同時に、食事を見直すことができたことがよかったと感じます。

チャレンジされる方、検討される方の参考になれば幸いです。

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